京つう

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2018年11月08日

その向かい合う陣営の一つ。一条家の旗を並べ

その向かい合う陣営の一つ。一条家の旗を並べた陣の中心には[尽忠報国]と記された旧倉橋家の旗印もあった。この旗印こそ、一条軍の総大将、土居隆行の旗印である。その旗印の下、大鎧に美國集運推薦を包んだ隆行は、闇に浮かぶ西園寺陣営を睨みすえていた。(西園寺が陣を整え終わって、まだ、あまり時間が経っていない…。恐らく西園寺陣営は、明朝の夜明けと共に合戦を始めるつもりであろう…。その虚を突けば、必ず戦果を挙げられるハズだ…。)自身の打ちたてた戦術に穴が無いかと、自らに問いかけている。シュタ。そんな隆行のもとに、静かに侘茶屋の諜報の者が姿を表した。隆行は、敵陣を見据えたまま、「整ったか。」辺りの静寂に逆らわぬよう、静かに、口を開く。「は。第一陣より第十陣まで、全て準備整ったとの事に存じます。」「同士討ちを防ぐ手段の徹底は如何か?」「はっ。それらも全ての隊、整ったとの事です。」「そうか。ご苦労。」隆行が、そう言うと、諜報の者は、再び闇へと消えていく。  

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2018年11月08日

だが、清右衛門は、言葉を返さず愛銃を組み立てるGの

だが、清右衛門は、言葉を返さず愛銃を組み立てるGの行動から諾の意思を感じ取り、「良いのか、爺!隆行殿との約束を反故する事になるぞ!」と叫ぶが、相変わらず、Gは反応を示さない。beautylife良いのか!隆行殿がそれの使用を禁じたのは、卓越した技術を知った時の野心家達からヌシの命を守るためでもあるのだぞ!!」清右衛門は、反応を示さないGの腕をグッと掴むが、Gはそれを振りほどき、清右衛門を睨(にら)みつけた。「………許せねぇ。」「許す許さんの問題では無い!こないな兵器が一条にあると知れればどうなるか分かっておるのか!!」「………うまくやる。」Gは、そう言うと、視線を戻し玉を準備し始める。しかし、清右衛門は、「確かに、それを一番使いこなせるのはヌシじゃ…。じゃが、行かせぬぞ!ヌシの身に何かあれば菊はどうすれば良いんじゃ!!」Gに向かって口吻を飛ばすと、「行かせぬぞ!!」と、両手でGの両肩を掴み、強い力で抑え始めた。「………ぐっ。」腕力では、とても清右衛門に敵わないGは、あまりの力に顔をゆがめ、「………ここにいても助からんぞ。」後ろにいる清右衛門に語りかけた。「そないな事は分からぬ!!」「………冷静に考えてみろ………この中村御所で最も敵兵に被害を加えたのは鍛冶場のワシらだ。」  

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2018年10月17日

たっつんは、しょうがなく、その質問にも頷(うなづ)

たっつんは、しょうがなく、その質問にも頷(うなづ)いて返すと、「ひょっひょっひょ。ほうか、ほうか。で、ヌシは成長するために何をしておる?」許松が皺(しわ)と火傷に包まれた顔を近づけてきた。た。「何って…そりゃぁ………。」たっつんは、その顔を避けるように身をよじるが、(何かしてたっけ…?)明確な回答が浮かばない。すると、許松は、さっさとたっつんの答えに見切りをつけたらしい。「ほうじゃろう、ほうじゃろう。」答えも聞かずにニコニコとそう言うと、「ひょっひょっひょ。」笑いながら部屋を去ってしまった。(なんだ…あのジジイは…)その態度にムカついてきたたっつんは、「なんだ!あやつは!!」陳秀に唾を飛ばすと、  

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2018年10月17日

たっつんは、しょうがなく、その質問にも頷(うなづ)

たっつんは、しょうがなく、その質問にも頷(うなづ)いて返すと、「ひょっひょっひょ。ほうか、ほうか。で、ヌシは成長するために何をしておる?」許松が皺(しわ)と火傷に包まれた顔を近づけてadrian chengた。「何って…そりゃぁ………。」たっつんは、その顔を避けるように身をよじるが、(何かしてたっけ…?)明確な回答が浮かばない。すると、許松は、さっさとたっつんの答えに見切りをつけたらしい。「ほうじゃろう、ほうじゃろう。」答えも聞かずにニコニコとそう言うと、「ひょっひょっひょ。」笑いながら部屋を去ってしまった。(なんだ…あのジジイは…)その態度にムカついてきたたっつんは、「なんだ!あやつは!!」陳秀に唾を飛ばすと、  

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2018年08月14日

しかし、隆行にとって重要なのは、額より内容だったら

しかし、隆行にとって重要なのは、額より内容だったらしく、「いや、驚いた。則正殿にこんな得能があったとは、して紹鴎殿との対談は、どうであった?」上気した顔で聞く隆行に、則正は小さな声で「…完敗です。」と言った。五郎三郎が、すぐそばで、1貫が500貫になったと大騒ぎしていて良く聞き取れない。則正の暗い表情を見た隆行は、「うるさいぞ!」と五郎三郎の頭を叩き、もう一度尋ねた。「すまん。もう一回言ってくれ。」そう言い、隆行は真剣に耳を澄ます。則正は、下唇を噛んだ後、「…完敗です。申し訳ございません!隆行様の貸しを勝手に作ってしまいました!誠に申し訳ございません!」と、突然隆行に向かって謝りだした。その行動に驚いた隆行は、「いや、それじゃわからん。何があった?」と、説明を促すと、則正が、店に入るところから、事細かに説明し始めた。裏路地の一角に陣取り、とても、良い風体とは言えない三人が、商人風の男を囲んでいる様に、幸い人は近づいてこない。「これが事の顛末です。」則正が説明を終えた。  

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2018年08月14日

「ヌシは、何者じゃ!ふざけるな、殺せ!」喚

「ヌシは、何者じゃ!ふざけるな、殺せ!」喚いている頭目を無視して、隆行は倒れている山賊達を茂みの中に放り込み、先程の折れた太い大きな枝を抱え持つと、近くの太い木に寄り添った。先程の逃げた者のた者の一人が10人の仲間を連れて走り戻ってきた。「頭ぁ!!今、助けます!」と、声を上げて走る山賊達には、木の陰にいる隆行が視界に入っていない。「来るな!来るでない!」頭目が叫ぶが、山賊達は、その脚を止めず、隆行が身を寄せる木の近くまで走って来た。通り過ぎる山賊達に合わせるように、隆行が大きな木の枝を振り下ろす。ズシンッという音ともに、応援に来た山賊の半数以上が振り下ろした木の下敷きとなり、残りは再び逃げて行った。隆行は、倒れた男達を茂みの中に放り込み、今度は木に登り、再び来る応援には、上から大きな木の枝を落としたり、と、一刻(二時間)程、そういった作業を繰り返した。始めは引っ切りなしに来ていた応援の山賊も徐々に来る間隔が長くなり、遂には現れなくなった。まだ、いくらか逃げ去った者達がいたはずだが、その者達はそのまま逃げて行ったのであろう。既に茂みの中には120余名の山賊がノビていた。  

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2018年08月02日

馬上の三つの影が大きく大きく東に伸びる。辺

馬上の三つの影が大きく大きく東に伸びる。辺りは紅の光を受けて、夜の訪れに備えている。どれくらい走っただろうか。血と鉄の匂いに支配されていた戦場を抜けてから、誰も何も言葉を発しを発していない。途中、右手遠方にどこかの城を眺めながら迂回した。今は海沿いをひた走っている。麗らかな夕暮れの春風が運んでくる空気は、瑞々しい緑と、磯の香りを含み、現在とは比べ物にならないほど心地よい。Gは隆行に声をかけようか迷っていた。(…これからどうするのか…)たっつんが腕を失う大怪我で、相変わらず気を失っている。(出来れば今後の事を相談したい。でも、殺されたかもしれない隼人の事を考えているのなら邪魔はしたくない。)しかし、先程から、もう隆行の涙はGの視界に入ってこなくなっていた。隆行は、相変わらず迷わず馬を走らせているようだった。何の前触れも無く、隆行が前を向いたまま話し始めた。「・・・俺、歴史好きだから、目の前の風景に浮かれとった。」「・・・そうか。」「実は、見る物、聞く者、歴史に照らし合わせると答えが出るんだわ。」「・・・そうか。」「たぶん、本当にタイムスリップだぜ・・・。」「・・・そうか。」隆行は確信を深めている。(もし、そうであれば…)Gの目から見れば、隆行ほど戦国時代に合っている人間はいないであろう。学校の成績はあまり良くは無いが、歴史知識は膨大で、柔道、古武術の有段者である。好きな事に対する吸収力を見ていると、頭は良いと思っている。  

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2018年08月01日

 ギルド"月の光"の最上階にある、重厚そうな扉。

 ギルド"月の光"の最上階にある、重厚そうな扉。その扉を開ければ、広い会議室内が目に入ってきた。 整然と並べられた質素な長机と椅子。中を外界と遮断する結界が張られているため扉を開けるまで分る結界がらなかったが、会議室には、もう多くの隊長と副隊長が姿を見せていた。「隊長っ!?」 こちらを見て、がたんと大きな音を立てて慌てて立ち上がったのは、零番隊副隊長のローザンである。「なぜ貴方様がここに……。まだ寝ていてください!」 近寄ってきた彼に外へと追い出されそうななり、サキカはフードの下で苦笑いした。 会議室に来ていた大半の者は、何事かというようにこちらを見ている。「もう大丈夫ですよ。ご心配をおかけしました」「貴方様のその『大丈夫』というお言葉だけは信用できません!」 怒ったように眉尻を吊り上げた彼。──彼の言葉に、自覚がないわけではない。返答に窮したサキカは目を泳がせる。「……総帝」 聞きなれた低い声に振り返れば、案の定、紅いマントを身に纏った親友の姿があった。「はい?」「とぼけなさっても無駄です。どうして誰も貴方様を起こしに参らなかったのかお判りでしょう」 やはり、ガイアが原因であったらしかった。.  

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2018年07月14日

 ギルド"月の光"の最上階にある、重厚そうな扉。

 ギルド"月の光"の最上階にある、重厚そうな扉。その扉を開ければ、広い会議室内が目に入ってきた。 整然と並べられた質素な長机と椅子。中を外界と遮断する結界が張られているため扉を開けるまで分からなからなかったが、会議室には、もう多くの隊長と副隊長が姿を見せていた。「隊長っ!?」 こちらを見て、がたんと大きな音を立てて慌てて立ち上がったのは、零番隊副隊長のローザンである。「なぜ貴方様がここに……。まだ寝ていてください!」 近寄ってきた彼に外へと追い出されそうななり、サキカはフードの下で苦笑いした。 会議室に来ていた大半の者は、何事かというようにこちらを見ている。「もう大丈夫ですよ。ご心配をおかけしました」「貴方様のその『大丈夫』というお言葉だけは信用できません!」 怒ったように眉尻を吊り上げた彼。──彼の言葉に、自覚がないわけではない。返答に窮したサキカは目を泳がせる。「……総帝」 聞きなれた低い声に振り返れば、案の定、紅いマントを身に纏った親友の姿があった。「はい?」「とぼけなさっても無駄です。どうして誰も貴方様を起こしに参らなかったのかお判りでしょう」 やはり、ガイアが原因であったらしかった。.  

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2018年03月29日

つまり、サキカが大きな魔力さえ出さなければ、ガイア

"つまり、サキカが大きな魔力さえ出さなければ、ガイアはサキカが魔物と戦っていることには気が付かない。

ガイアが気が付かないなら他の皆も気が付くはずはない。

だとしたら――

(僕が一人 日本樓市 倒すべきですね)

サキカがすべて魔物を倒してしまえば、村も混乱をしないだろう。

サキカは巧に少し離れるように指示し、魔法を詠唱破棄した。

「“氷刀”――」

氷属性上級魔法“氷刀”。

その名の通り氷でできた刀がサキカの右手に現れる。

本当は魔武器を使いたいところであるが、【ヴィゼラ】を使えば魔力でガイアが気が付くだろうし、【黒鳳蝶】を使えば巧に正体がばれてしまう。

“氷刀”はそれほど大きな魔力を一気に使う魔法ではなく、魔力を流し続ける魔法であるため、これならガイアにも気付かれない。

サキカは自然体で立ち、刀を左手に持ち替え、目をつむった。

神経を研ぎ澄ませ、魔物の気配に集中する。

(南々西の方角、距離1067.254m、個体数32体……)

魔物は精々中級魔物といったところである。

サキカ一人で十分だ。

サキカはゆっくりと目を開け、魔物達がいる方を睨みつけた。

魔物達の足音が聞こえて来る。

木々の間から魔物の姿が見える。


そして――

魔物達は木々が生い茂る森から視界の開けた湖へと飛び出してきた。

魔物達はサキカに襲い掛かる。

サキカは体を右に反らして避け、振り返り際に魔物の首を撥ねる。


残り31体――

背を向けたサキカに向かって来る魔物を上に跳んで避ける。

空中で後転し、地に足を付けるなり振り返り魔物を十字に切り付けた。


残り30体――

サキカは周りを魔物に囲まれた。

「お兄ちゃん!!」

巧がサキカを呼ぶ声が聞こえる。

サキカは目にも留まらぬ速さで一体の魔物の背後に回り、首を撥ねた。


残り29体――

続けて背を向けている魔物三体の首を撥ねる。


残り26体――

撥ねた魔物の首が魔物の体から離れぬうちに、反対側を囲んでいた魔物の首を撥ねる。


残り21体――

サキカは森からぞろぞろ出て来た魔物を軽く睨みつける。

魔物達は身の危険を感じたのか、もと来た方向に逃げて行った。


."
  

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