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Posted by 京つう運営事務局  at 

2018年08月14日

しかし、隆行にとって重要なのは、額より内容だったら

しかし、隆行にとって重要なのは、額より内容だったらしく、「いや、驚いた。則正殿にこんな得能があったとは、して紹鴎殿との対談は、どうであった?」上気した顔で聞く隆行に、則正は小さな声で「…完敗です。」と言った。五郎三郎が、すぐそばで、1貫が500貫になったと大騒ぎしていて良く聞き取れない。則正の暗い表情を見た隆行は、「うるさいぞ!」と五郎三郎の頭を叩き、もう一度尋ねた。「すまん。もう一回言ってくれ。」そう言い、隆行は真剣に耳を澄ます。則正は、下唇を噛んだ後、「…完敗です。申し訳ございません!隆行様の貸しを勝手に作ってしまいました!誠に申し訳ございません!」と、突然隆行に向かって謝りだした。その行動に驚いた隆行は、「いや、それじゃわからん。何があった?」と、説明を促すと、則正が、店に入るところから、事細かに説明し始めた。裏路地の一角に陣取り、とても、良い風体とは言えない三人が、商人風の男を囲んでいる様に、幸い人は近づいてこない。「これが事の顛末です。」則正が説明を終えた。  

Posted by Curryson  at 15:48Comments(0)

2018年08月14日

「ヌシは、何者じゃ!ふざけるな、殺せ!」喚

「ヌシは、何者じゃ!ふざけるな、殺せ!」喚いている頭目を無視して、隆行は倒れている山賊達を茂みの中に放り込み、先程の折れた太い大きな枝を抱え持つと、近くの太い木に寄り添った。先程の逃げた者のた者の一人が10人の仲間を連れて走り戻ってきた。「頭ぁ!!今、助けます!」と、声を上げて走る山賊達には、木の陰にいる隆行が視界に入っていない。「来るな!来るでない!」頭目が叫ぶが、山賊達は、その脚を止めず、隆行が身を寄せる木の近くまで走って来た。通り過ぎる山賊達に合わせるように、隆行が大きな木の枝を振り下ろす。ズシンッという音ともに、応援に来た山賊の半数以上が振り下ろした木の下敷きとなり、残りは再び逃げて行った。隆行は、倒れた男達を茂みの中に放り込み、今度は木に登り、再び来る応援には、上から大きな木の枝を落としたり、と、一刻(二時間)程、そういった作業を繰り返した。始めは引っ切りなしに来ていた応援の山賊も徐々に来る間隔が長くなり、遂には現れなくなった。まだ、いくらか逃げ去った者達がいたはずだが、その者達はそのまま逃げて行ったのであろう。既に茂みの中には120余名の山賊がノビていた。  

Posted by Curryson  at 15:47Comments(0)

2018年08月02日

馬上の三つの影が大きく大きく東に伸びる。辺

馬上の三つの影が大きく大きく東に伸びる。辺りは紅の光を受けて、夜の訪れに備えている。どれくらい走っただろうか。血と鉄の匂いに支配されていた戦場を抜けてから、誰も何も言葉を発しを発していない。途中、右手遠方にどこかの城を眺めながら迂回した。今は海沿いをひた走っている。麗らかな夕暮れの春風が運んでくる空気は、瑞々しい緑と、磯の香りを含み、現在とは比べ物にならないほど心地よい。Gは隆行に声をかけようか迷っていた。(…これからどうするのか…)たっつんが腕を失う大怪我で、相変わらず気を失っている。(出来れば今後の事を相談したい。でも、殺されたかもしれない隼人の事を考えているのなら邪魔はしたくない。)しかし、先程から、もう隆行の涙はGの視界に入ってこなくなっていた。隆行は、相変わらず迷わず馬を走らせているようだった。何の前触れも無く、隆行が前を向いたまま話し始めた。「・・・俺、歴史好きだから、目の前の風景に浮かれとった。」「・・・そうか。」「実は、見る物、聞く者、歴史に照らし合わせると答えが出るんだわ。」「・・・そうか。」「たぶん、本当にタイムスリップだぜ・・・。」「・・・そうか。」隆行は確信を深めている。(もし、そうであれば…)Gの目から見れば、隆行ほど戦国時代に合っている人間はいないであろう。学校の成績はあまり良くは無いが、歴史知識は膨大で、柔道、古武術の有段者である。好きな事に対する吸収力を見ていると、頭は良いと思っている。  

Posted by Curryson  at 11:33Comments(0)

2018年08月01日

 ギルド"月の光"の最上階にある、重厚そうな扉。

 ギルド"月の光"の最上階にある、重厚そうな扉。その扉を開ければ、広い会議室内が目に入ってきた。 整然と並べられた質素な長机と椅子。中を外界と遮断する結界が張られているため扉を開けるまで分る結界がらなかったが、会議室には、もう多くの隊長と副隊長が姿を見せていた。「隊長っ!?」 こちらを見て、がたんと大きな音を立てて慌てて立ち上がったのは、零番隊副隊長のローザンである。「なぜ貴方様がここに……。まだ寝ていてください!」 近寄ってきた彼に外へと追い出されそうななり、サキカはフードの下で苦笑いした。 会議室に来ていた大半の者は、何事かというようにこちらを見ている。「もう大丈夫ですよ。ご心配をおかけしました」「貴方様のその『大丈夫』というお言葉だけは信用できません!」 怒ったように眉尻を吊り上げた彼。──彼の言葉に、自覚がないわけではない。返答に窮したサキカは目を泳がせる。「……総帝」 聞きなれた低い声に振り返れば、案の定、紅いマントを身に纏った親友の姿があった。「はい?」「とぼけなさっても無駄です。どうして誰も貴方様を起こしに参らなかったのかお判りでしょう」 やはり、ガイアが原因であったらしかった。.  

Posted by Curryson  at 20:45Comments(0)

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