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2025年01月23日

役をとられ面白くない沖田は、休憩と

役をとられ面白くない沖田は、休憩と一言発せば麗の元に寄った。



「久しぶりに打ち合いでもしませんか」



「なに、気にくわなかった??仕方ないでしょ、近藤さんに言われてるんだから」



「減らず口」



二人はフンと鼻で笑えば、木刀の切っ先を双方に向けた。

だが、途端に麗は懐をあさると、それを藤堂に渡した。



「持っておいて、誰かさんは私をのめすつもりだから……。」


「頑張れよー、麗」


麗は道場の真ん中で沖田と打ち合いを繰り返す中、藤堂はそれを握りしめた。



「ぱっつあん…俺、毎回思うんだけど、これって形見??」



「形見…形見になんのかな…」


「高級なもんだよな…これ」


「短刀だが、俺には高級かそうじゃねえかはわかんねえな」


藤堂はくるくるとそれを裏、表と見始めた。https://postherefree.com/61/posts/1/1/2340742.html https://adguru.net/en/%E9%A1%94%E3%82%92%E4%B8%8A%E3%81%92%E3%82%8B%E3%80%82/126992?preview=1 https://www.lacartes.com/business/-/2620895
それは、短刀だった。

短刀の鞘を抜く藤堂は、光に照らしたりと興味津々に刃の角度を変えた。



道場の真ん中では激しい打ち合いが繰り返されていたが、ダンッと強い踏み込みをかました沖田が、木刀の切っ先を麗の胸元ですん止めさせた。



「また腕をあげましたね」



麗は一つ舌打ちをすると、沖田の木刀を防ごうと、斜めに構えた木刀を床に下ろした。



「また負けた…三段突きには勝てないわ」



「太刀筋が読めない麗の刀もなかなかですよ」



二人は鼻で笑うと軽く頭を下げたが、周りに座る門下生は目が点の状態だった。



゙人間の動きじゃない…″門下生達の目には、二人が人間離れした動きに見えていた。

近藤からはじまり腕のたつものが軒を連ねる試衛館の人間。

その中でも麗は変わっていた。

天然理心流の剣術を元に、オリジナルを加え、改良している剣だ。

太刀筋が読めず自由奔放とも言える型。
だが、体の柔軟性を使い相手の急所をとらえる。

一風変わった剣術を使う。


そして、天性の才能をもつ沖田。

太刀筋が綺麗な沖田の剣は相手に読まれやすいが、しとめるとなったら絶対的な三段突きを会得している剣である。

共に刃を持てば目つきが変わるという、内に秘める狂気は未知数。

二人はまだ19歳だ、若さとは裏腹に剣の才能に恵まれていたのも事実である。

木刀を壁にかける二人の姿に門下生は次々に唇を動かした。



「あの二人がまともに戦ったらどっちが勝つんだろうな……」



「沖田先生だろ」



「いや…翁田先生だろ…」



「そう言えば漢字が違うだけで読み方は一緒だよな、あの二人…それにお似合いだよな…」



「でも久しぶりじゃねぇか…あの二人がまともに話してんの見たのは…」



「確かに…ここ最近なかったもんな…」



門下生の間では口々に、噂が飛び交った。


《二人は恋仲の関係だ》


《実は兄弟だ》


どれも違うが、勝手に噂をう呑みにする門下生は多々いた。


そして、門下生達は密かに麗に対し、恋心を抱く者もいた。
女を捨てていると言われても麗は容姿が綺麗な方だ。
がさつな性格だが、面倒見のよい性格に門下生達は目をとろんとさせていた。


人の恋心は読めるのに、恋愛に疎い麗はその気持ちに全く気づいていないのだが…。


そんな麗は近藤の部屋の前にいた。



「なんで総司がいるの」



「私も呼ばれたんです、その言葉そっくりそのまま返しますよ」



「減らず口」



Posted by Curryson  at 21:49 │Comments(0)

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